代表メッセージ
「ビジョンを持つことで世界は変わる」
代表取締役社長 坂東秀昭

増え続ける空き家が社会問題となり、管理不十分な空き家が引き起こす様々な問題がクローズアップされています。
空き家の増加を抑制するため、国も本格的な対策に乗り出してはいますが、では、私達はどうするべきでしょうか?私達にできることは何でしょうか?
私は大切なことは3つあると考えます。
1,空き家、廃墟を増やさないこと
2,空き家を活用し地域を活性化すること
3,空き家の活用をビジネスに繋げることで持続可能社会を実現すること
空き家問題の原因は、単純に総住宅数が総世帯数を上回りその差が開いていることです。
日本人の寿命が延びたことで介護施設の利用が増加したことや、少子化・核家族化が進み、実家に戻ってくる人がいない、もしくはその家を必要とする人がいないという状況が起こります。建物を解体して更地にすると固定資産税が増えてしまうため、ひとまずそのままにしているケースが多いことも原因の一つです。
私は町が運営する「朝日町再生会議」の委員になったことがきっかけで、空き家の活用支援に携わってきました。これまで朝日町の空き家は年間40件ずつ増え、その活用はほとんどされていなかった状態が、町民や行政の活動の成果で、3年間で0件、4年間でも空き家がわずかしか増えない状況にまで変化しました。
この活動を通して、売ることや貸すことのできる空き家が町に増えれば増えるほど、そこをめがけて移住や多拠点生活を希望する人が増える可能性に繋がることが分かりました。
築年数が古くても手入れの行き届いている古民家(私はフレッシュな古民家と呼んでいます)は十分活用価値があります。フレッシュな古民家を活用し、そこに人が集まり、仕事が生まれ、経済が発展し、まちが元気になる好循環を生み出すことこそが、私たちの存在意義です。
最初はボランティアから始めた空き家活用ですが、私たちの会社の大切な事業の一つとしてビジネスに繋げていくことで、持続可能な形を築いていきたいと考えています。
その為にも皆様と住まいや暮らしへの想い(ビジョン)を共有しながら、一つ一つの課題に向き合い、一緒に明るい未来を切り開いていきます。
空き家を貸したい方も借りたい方も、まずはこれからのビジョンを考えてみることから始めてみませんか?

築70年の空き家を改修したオフィスと家印スタッフ